今更日本選手権
2018年9月27日特に何もなく。
この日本選手権までに徒然しょーもないドラマが有ったのでそれを書こうと思います。
7月頭に地元に帰省した時に久しぶりにスタンをやって(M19発売前)、その時点ではとりあえずカード持ってたし赤黒を使ってみてまあこれは強いですなあという所感。
Geyserに聞いた時は重いのがいいよって言われたので《損魂魔道士/Soul-Scar Mage》なし《ヴラスカの侮辱/Vraska’s Contempt》ありのやつを使ってて、M19発売後も青単ストーム以外はそんなに環境が変わらなかったことからほとんど変えず。
ただニッセンあるとはいえ環境が完成されすぎてたので、そもそもデッキ作る気も起きずスタンは半ば放置に近い感じに。
《ウルザの後継、カーン/Karn, Scion of Urza》の登場以降モダンが面白くずっと親和を回していたし、そもそもスタンダードが魅力的ではないと感じてしまっていたからだ。
M19発売直後は元々黒いアグロが好きということで黒単ゾンビを回したものの《蔦草牝馬/Vine Mare》と《サルカンの封印破り/Sarkhan’s Unsealing》の前に心を砕かれ無かったことに。このデッキそもそも面白くねえわ。
シングルエリミネーションがある大会に出るかということで真剣に調整した翌日、思ったよりも参加人数が奮わず参加者9人中8人にプライズがあるという過酷な環境の中、ダントツの9位でポールポジションを獲得。偶然にも会場と職場が一致していたため泣きながら労働した。
そこでとりあえず赤黒使うかーということで一旦腹を括り、GP千葉に業務参加しつつサイドイベントのスタンダードを観察しながらやはり赤黒という結論に至る。
しかし僕も人間であり陰キャの素質度MAX。赤黒に塗れていくスタンダードの中で、次第にどうにかして赤黒以外で大多数を出し抜けないかと妄想してしまうようになっていた。
ニッセンの日程が刻一刻と迫る中、僕は宇宙最強情報発信隔離施設である山賊LINEに頼ることにした。
山賊勢「KBYSコントロールがいいよ」
詳細は省くが、KBYSコントロールとは除去とカウンターとフィニッシャーと論理破綻したマナベースで構成されているビジュアル的にもかなり激しいデッキである。
マナベースが論理破綻するか否かは環境のマナベースによって変化するが、ここ2年ほどは《霊気拠点/Aether Hub》が戦略を広げ、または破綻させている光景が見られた。
僕はそのレシピを見るや否や脳内で一人回しを始めていた。
KBYS発祥という呪いのキーワードはあったものの、山賊製の多色コントロールはRhi破no執政という超成功例があったため信じてみたいという気持ちがあったのだ。
その後カウンター・ドロースペルの枚数など微調整を施し、翌日の店の適当なトーナメントに向けて準備をした。
翌日、地元では実家の近所に住んでいて今は関東民の先輩のゴブリン(YSNB)と共にスタンダードの大会に。
ゴブ「さすがにデッキやばすぎだろwww」
青マナ1枚で大量の《不許可/Disallow》と《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk》を抱えて僕もそう思った。
その大会は2-2でドロップし、偶然にも会場と職場が一致していたため泣きながら労働した。
週末を破壊神KBYSに捧げてしまったことで無限に感じていた時間もいよいよ有限になってきたと実感する。
が、そんな中やはり遊び人度MAXの僕はEDH三昧。《虎の影、百合子/Yuriko, the Tiger’s Shadow》を使っていたが同僚の使う《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》(ジェネラル)によく足止めされていた。
そして《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》に大量のオーラが付いてプレイヤーを轢死させている光景を見てふと思いつく。
もしかして呪禁オーラって強いんじゃね?
呪禁(じゅごん)を「じゅきん」と読んでしまうとキーボード高めで叩かれてしまうので呪禁オーラに全く良い印象はなかったが、第一印象だけで実はフォーマット問わず全く使ったことがなかったため触ってみることに。
念のためレシピを探してみるもののぱっと見では見つからず(ほんとはこの時点で見つかってない=勝ってない=強くない、の構図)、自分で作ってみることに。
余談だが僕が作るデッキは大抵ヤバい(勿論悪い意味)。
だからまず誰かに原案を考えてもらって、そこから調整を加えるのが由緒正しき勝つための正攻法である。
《蔦草牝馬/Vine Mare》に《セラからの翼/On Serra’s Wings》で無敵、《冠毛の陽馬/Crested Sunmare》で破壊不能、更にその《冠毛の陽馬/Crested Sunmare》を《金剛牝馬/Diamond Mare》白指定からプレイするとトークンが出るという神の小学生コンボも搭載しデッキが完成。
ちなみに《排斥/Cast Out》込みとはいえ、初期のレシピでは4マナ域が16枚入っていた。晴れる屋に載っているレシピでは抑えて15枚である。かなり攻撃的だ。
実際に平日大会を含め3回ほど大会を通した結果、これはやる前から解っていたことだがエスパーコンや青白コンは仏の顔になってプレイしなければいけないことを改めて実感した。
あとターボフォグ2回踏んだ。これはガンジーもダッシュして殴るレベルの組み合わせ。やばい。
結論から書くと赤黒やケルドへの相性は抜群によく、また懸念していた《再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix》も追放除去の連射で対処と現実的に赤メタのデッキとしては悪くなさそうだった。
ただし前述した通り地獄みたいな組み合わせが存在することが気掛かりかつ致命的だった。
ターボフォグに粉々にされたのが17時の部だったので、20時の部では久しぶりに赤黒を使ってみた。
レシピはあんちゃんが載せてたやつ。
…これまでの出来事はなんだったのか、普通に3-0した。うーん。
気付いたらニッセン前日になっており、心も体も赤黒一択でしょという気分。
《セラからの翼/On Serra’s Wings》がタッチされた《野茂み歩き/Wildgrowth Walker》デッキが勝っているなどという情報も入るが、流石の僕でも根本が変わっていないということには気付ける状態であったためスルー。
本戦が始まり、案の定赤黒ミラーが大量発生。
《損魂魔道士/Soul-Scar Mage》をプレイしなければならず相手の《熱烈の神ハゾレト/Hazoret the Fervent》が殺せなくなる事案もあったが、運良く4-1。
当たり前だがミラーマッチはやり込みの差が出る。
つまり練習時間をよーわからんデッキの研鑽に捧げてきた僕と、今勝ち残っている練習してきた人達とでは圧倒的な差がある。
《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance》は強い(小並)からミラーでは抜かない等と前々日くらいまで思っていた僕では、到底彼らには届かないであろうことも分かっていた。
しかしもう後には退けない。
大会中に空いた時間をフリープレイに費やし、少しでも彼らに追い付こうとするのが僕のような弱者の正しい立ち回り。
勝っている時は勢いに乗っておくべきなので、このまま駆け抜ける―――――!
ドラフト 0-3
僕の日本選手権は終わった。
偶然にも会場に職場があったため泣きながら労働した。
おわり
この日本選手権までに徒然しょーもないドラマが有ったのでそれを書こうと思います。
7月頭に地元に帰省した時に久しぶりにスタンをやって(M19発売前)、その時点ではとりあえずカード持ってたし赤黒を使ってみてまあこれは強いですなあという所感。
Geyserに聞いた時は重いのがいいよって言われたので《損魂魔道士/Soul-Scar Mage》なし《ヴラスカの侮辱/Vraska’s Contempt》ありのやつを使ってて、M19発売後も青単ストーム以外はそんなに環境が変わらなかったことからほとんど変えず。
ただニッセンあるとはいえ環境が完成されすぎてたので、そもそもデッキ作る気も起きずスタンは半ば放置に近い感じに。
《ウルザの後継、カーン/Karn, Scion of Urza》の登場以降モダンが面白くずっと親和を回していたし、そもそもスタンダードが魅力的ではないと感じてしまっていたからだ。
M19発売直後は元々黒いアグロが好きということで黒単ゾンビを回したものの《蔦草牝馬/Vine Mare》と《サルカンの封印破り/Sarkhan’s Unsealing》の前に心を砕かれ無かったことに。このデッキそもそも面白くねえわ。
シングルエリミネーションがある大会に出るかということで真剣に調整した翌日、思ったよりも参加人数が奮わず参加者9人中8人にプライズがあるという過酷な環境の中、ダントツの9位でポールポジションを獲得。偶然にも会場と職場が一致していたため泣きながら労働した。
そこでとりあえず赤黒使うかーということで一旦腹を括り、GP千葉に業務参加しつつサイドイベントのスタンダードを観察しながらやはり赤黒という結論に至る。
しかし僕も人間であり陰キャの素質度MAX。赤黒に塗れていくスタンダードの中で、次第にどうにかして赤黒以外で大多数を出し抜けないかと妄想してしまうようになっていた。
ニッセンの日程が刻一刻と迫る中、僕は宇宙最強情報発信隔離施設である山賊LINEに頼ることにした。
山賊勢「KBYSコントロールがいいよ」
詳細は省くが、KBYSコントロールとは除去とカウンターとフィニッシャーと論理破綻したマナベースで構成されているビジュアル的にもかなり激しいデッキである。
マナベースが論理破綻するか否かは環境のマナベースによって変化するが、ここ2年ほどは《霊気拠点/Aether Hub》が戦略を広げ、または破綻させている光景が見られた。
僕はそのレシピを見るや否や脳内で一人回しを始めていた。
KBYS発祥という呪いのキーワードはあったものの、山賊製の多色コントロールはRhi破no執政という超成功例があったため信じてみたいという気持ちがあったのだ。
その後カウンター・ドロースペルの枚数など微調整を施し、翌日の店の適当なトーナメントに向けて準備をした。
翌日、地元では実家の近所に住んでいて今は関東民の先輩のゴブリン(YSNB)と共にスタンダードの大会に。
ゴブ「さすがにデッキやばすぎだろwww」
青マナ1枚で大量の《不許可/Disallow》と《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk》を抱えて僕もそう思った。
その大会は2-2でドロップし、偶然にも会場と職場が一致していたため泣きながら労働した。
週末を破壊神KBYSに捧げてしまったことで無限に感じていた時間もいよいよ有限になってきたと実感する。
が、そんな中やはり遊び人度MAXの僕はEDH三昧。《虎の影、百合子/Yuriko, the Tiger’s Shadow》を使っていたが同僚の使う《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》(ジェネラル)によく足止めされていた。
そして《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》に大量のオーラが付いてプレイヤーを轢死させている光景を見てふと思いつく。
もしかして呪禁オーラって強いんじゃね?
呪禁(じゅごん)を「じゅきん」と読んでしまうとキーボード高めで叩かれてしまうので呪禁オーラに全く良い印象はなかったが、第一印象だけで実はフォーマット問わず全く使ったことがなかったため触ってみることに。
念のためレシピを探してみるもののぱっと見では見つからず(ほんとはこの時点で見つかってない=勝ってない=強くない、の構図)、自分で作ってみることに。
余談だが僕が作るデッキは大抵ヤバい(勿論悪い意味)。
だからまず誰かに原案を考えてもらって、そこから調整を加えるのが由緒正しき勝つための正攻法である。
《蔦草牝馬/Vine Mare》に《セラからの翼/On Serra’s Wings》で無敵、《冠毛の陽馬/Crested Sunmare》で破壊不能、更にその《冠毛の陽馬/Crested Sunmare》を《金剛牝馬/Diamond Mare》白指定からプレイするとトークンが出るという神の小学生コンボも搭載しデッキが完成。
ちなみに《排斥/Cast Out》込みとはいえ、初期のレシピでは4マナ域が16枚入っていた。晴れる屋に載っているレシピでは抑えて15枚である。かなり攻撃的だ。
実際に平日大会を含め3回ほど大会を通した結果、これはやる前から解っていたことだがエスパーコンや青白コンは仏の顔になってプレイしなければいけないことを改めて実感した。
あとターボフォグ2回踏んだ。これはガンジーもダッシュして殴るレベルの組み合わせ。やばい。
結論から書くと赤黒やケルドへの相性は抜群によく、また懸念していた《再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix》も追放除去の連射で対処と現実的に赤メタのデッキとしては悪くなさそうだった。
ただし前述した通り地獄みたいな組み合わせが存在することが気掛かりかつ致命的だった。
ターボフォグに粉々にされたのが17時の部だったので、20時の部では久しぶりに赤黒を使ってみた。
レシピはあんちゃんが載せてたやつ。
…これまでの出来事はなんだったのか、普通に3-0した。うーん。
気付いたらニッセン前日になっており、心も体も赤黒一択でしょという気分。
《セラからの翼/On Serra’s Wings》がタッチされた《野茂み歩き/Wildgrowth Walker》デッキが勝っているなどという情報も入るが、流石の僕でも根本が変わっていないということには気付ける状態であったためスルー。
本戦が始まり、案の定赤黒ミラーが大量発生。
《損魂魔道士/Soul-Scar Mage》をプレイしなければならず相手の《熱烈の神ハゾレト/Hazoret the Fervent》が殺せなくなる事案もあったが、運良く4-1。
当たり前だがミラーマッチはやり込みの差が出る。
つまり練習時間をよーわからんデッキの研鑽に捧げてきた僕と、今勝ち残っている練習してきた人達とでは圧倒的な差がある。
《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance》は強い(小並)からミラーでは抜かない等と前々日くらいまで思っていた僕では、到底彼らには届かないであろうことも分かっていた。
しかしもう後には退けない。
大会中に空いた時間をフリープレイに費やし、少しでも彼らに追い付こうとするのが僕のような弱者の正しい立ち回り。
勝っている時は勢いに乗っておくべきなので、このまま駆け抜ける―――――!
ドラフト 0-3
僕の日本選手権は終わった。
偶然にも会場に職場があったため泣きながら労働した。
おわり
コメント