~前回のあらすじ~

ドロースペル無しのワールドゴージャーという狂気の逸品(駄作)に折れた辻くん。
しかし《ゾンビの横行/Zombie Infestation》はまだまだ可能性がありそう。
今日もデッキを組んでは崩しを続けるのであった。



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久しぶりにEternalCentral(海外MTGサイト。ミドルスクールやオールドスクールの情報があるぞ!)を見に行ったところ、興味深い画像を発見。
コロナ禍の影響か直近での更新はストップしていたが、その中にあったプレイ風景の中に写っていたデッキが目に留まった。

ワイルドゾンビ。
ODYで《ゾンビの横行/Zombie Infestation》が出たことにより黒単のリアニメイトであるBenzoが生まれたが、その派生として生まれたデッキだ。
《ゾンビの横行/Zombie Infestation》+《Krovikan Horror》《ゴブリンの太守スクイー/Squee, Goblin Nabob》というエンジンはそのままに、デッキは《野生の雑種犬/Wild Mongrel》《灰燼のグール/Ashen Ghoul》で打撃力をアップしたものだ。
その当時と比べれば《吸血の教示者/Vampiric Tutor》と各種デュアルランドと、芯こそ残っているもののベースが大丈夫なのかはかなり未知数だ。
日本だと(周りでは)作っている人を見たことがなかったため、ミドルスクールで現代(?)版を作ってみることに。

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4《野生の雑種犬/Wild Mongrel》
4《ゴブリンの太守スクイー/Squee, Goblin Nabob》
4《灰燼のグール/Ashen Ghoul》
4《隠遁ドルイド/Hermit Druid》
4《Krovikan Horror》
4《生き埋め/Buried Alive》
4《強迫/Duress》
4《陰謀団式療法/Cabal Therapy》
4《ゾンビの横行/Zombie Infestation》
3《炎の嵐/Firestorm》
4《宝石鉱山/Gemstone Mine》
4《ラノワールの荒原/Llanowar Wastes》
4《沼/Swamp》
2《森/Forest》
1《山/Mountain》
2《知られざる楽園/Undiscovered Paradise》
2《真鍮の都/City of Brass》
2《硫黄泉/Sulfurous Springs》

3《無のロッド/Null Rod》
2《天啓の光/Ray of Revelation》
2《無垢の血/Innocent Blood》
1《帰化/Naturalize》
3《棺の追放/Coffin Purge》
2《不快な夢/Sickening Dreams》
2《火薬樽/Powder Keg》

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枚数としては
《吸血の教示者/Vampiric Tutor》→《陰謀団式療法/Cabal Therapy》
デュアルランド→ダメラン(等)に差し替えただけ(手抜きか?)
元のデッキがエクステンデッド後期に出てきたこともありいじれる部分が少なく、マナベースも《灰燼のグール/Ashen Ghoul》を戻す黒マナが調達できればいいのでダメランベースでもなんとかなるだろうという目算だ。

時代的にはODY初期のデッキなので元のデッキには《陰謀団式療法/Cabal Therapy》が入っていない。TOR~JUDがエクステンデッドシーズンでなかった(次のエクテンシーズンはONSからなので、ローテーション後でTMP~のエクテンに変わっている)ということで、当時からエクテンをやっていた人は入れていたのかもしれないけど、残念ながら資料がない。
※もしかしたら当時のGAMEぎゃざに載っているかもしれないので晴れる屋トーナメントセンター東京にお越しの際は本棚をチェック!
まあでも相性は良さそうな気がするので今回はとりあえず入れてみた。

以下サイドボードについて。

・《不快な夢/Sickening Dreams》
殴り合いで少し不利な相手に追加の《炎の嵐/Firestorm》として入れる。
当然こっちのクリーチャーも《野生の雑種犬/Wild Mongrel》以外はほとんど耐えられないので死ぬが、やはり後手は心強い。
あと《水晶スリヴァー/Crystalline Sliver》を倒すための枠でもある。

・《火薬樽/Powder Keg》
墓地対策がきついデッキなので《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》とスタイフルノート同時に対策できるから強いんじゃね?と思っている。

・《天啓の光/Ray of Revelation》
わからない。人類は常に不意の《Illusions of Grandeur》に怯えている。
あとはまあ《ドルイドの誓い/Oath of Druids》きつそうなので。

・《無垢の血/Innocent Blood》
スタイフルノートいや

プレイの指針は特にないが、2マナの呪文の選択肢が複数あるなら1ターン目の前方確認次第で決める。それ以上はないので少し難しめ。

・《灰燼のグール/Ashen Ghoul》はアップキープ中ならいつでも起動できるので、《ゴブリンの太守スクイー/Squee, Goblin Nabob》の誘発中に戻してもよし、手札にまとめて捨てたいカードがあるなら解決後に捨ててから戻してもよし。
・《Krovikan Horror》の捨て方に注意。上記と併せて持っている戻る系のカードの枚数次第で色々プレイを変えられる。ちなみに僕(下手くそ)は一人回しの時点で無限にミスってるので、もし使おうと思う人がいたら対戦する前にある程度壁打ちをしておくことをオススメする。自分と相手のターンどっちもに戻ると一番効率がいいので、そこは最低限意識しよう。
・「合言葉は第二メイン」、「終了ステップに戻った後」、「アップキープ《ゴブリンの太守スクイー/Squee, Goblin Nabob》誘発スタック」、「《ゴブリンの太守スクイー/Squee, Goblin Nabob》解決後」。
・《隠遁ドルイド/Hermit Druid》は起動で基本土地をめくったあとに残ったカード達を「好きな順番で」墓地に置けるので、《灰燼のグール/Ashen Ghoul》の上にいっぱい積む、《Krovikan Horror》の上にクリーチャーを置く、既にある《Krovikan Horror》の上にクリーチャーを置く、《ファイレクシアの炉/Phyrexian Furnace》を見越して雑多なものを下に積んでおく…など色々。
・2マナ域の「ボム」達の単体での強さは《ゾンビの横行/Zombie Infestation》>《野生の雑種犬/Wild Mongrel》>>>《隠遁ドルイド/Hermit Druid》。《隠遁ドルイド/Hermit Druid》は本当に《灰燼のグール/Ashen Ghoul》でしか勝てない(めっちゃめくれない限り難しい)ので、《ゾンビの横行/Zombie Infestation》も《野生の雑種犬/Wild Mongrel》もない手札は積極的にマリガンして良い。

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8/15晴れる屋秋葉原店勝ち抜きミドルスクールに参加。

1回戦 白単シャドーウィニー
1戦目:《ルーンの母/Mother of Runes》+《コーの戦士/Warrior en-Kor》+《サルタリーの修道士/Soltari Monk》でダメージ通らず、P黒に負け。
2戦目:《隠遁ドルイド/Hermit Druid》のめくれ方が非常に牧歌的だったため土地を置き続けて《Krovikan Horror》出す作戦に切り替えるもやはり《サルタリーの修道士/Soltari Monk》倒せず負け。
××

2回戦 手札破壊
1戦目:《隠遁ドルイド/Hermit Druid》強くて勝ち。
2戦目:《惑乱の死霊/Hypnotic Specter》に対して強すぎだろこのデッキ…。
◯◯

3回戦 リス対立
1戦目:相手の土地が止まるがこっちも渋回り。《錯乱した隠遁者/Deranged Hermit》2枚出されるも既にゾンビモードに入っていたため相手より並べて勝ち。
2戦目:《自然の秩序/Natural Order》から出てきた《煽動するものリース/Rith, the Awakener》止まらなくて負け。
3戦目:リスクラフト決められて無限トークン出されるもトークンが寝ていたので隙間からフルパンして勝ち。
◯×◯

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手応えは程々だったので、継続して使ってみようと思う。
ただやはり事前の想定通りプレイが難しく間違えたなと思うシーンが間々あった。《生き埋め/Buried Alive》は選択肢を広げてくれるので良いカード。

明確に構築ミスだと感じた部分は基本土地が多いところ。当たり前なんだけど《隠遁ドルイド/Hermit Druid》が平和すぎる!
どうせ要らなくなるので
2《沼/Swamp》
1《森/Forest》
これでいい。
今のままのベースで圧縮としてフェッチランドを取ろうと思っていたが圧縮のメリットが小さそう、既に引いているか落ちている時のデメリットもまあまあ大きいためパス(あと実は数を持ってない)

またカードリストを眺めていて《壊滅的な夢/Devastating Dreams》は相性が良さそう(こっちは流した後もゾンビを作り続ければいいので)だと思ったが、赤赤はあまりにもマナベース(具体的にはライフ)を酷使しすぎではないかという印象もある。《硫黄泉/Sulfurous Springs》4枚とか《カープルーザンの森/Karplusan Forest》まで頑張ればいけるか?

4《野生の雑種犬/Wild Mongrel》
4《ゴブリンの太守スクイー/Squee, Goblin Nabob》
4《灰燼のグール/Ashen Ghoul》
4《隠遁ドルイド/Hermit Druid》
4《Krovikan Horror》
4《生き埋め/Buried Alive》
4《強迫/Duress》
4《陰謀団式療法/Cabal Therapy》
4《ゾンビの横行/Zombie Infestation》
3《壊滅的な夢/Devastating Dreams》
4《宝石鉱山/Gemstone Mine》
4《ラノワールの荒原/Llanowar Wastes》
4《硫黄泉/Sulfurous Springs》
4《カープルーザンの森/Karplusan Forest》
2《真鍮の都/City of Brass》
2《沼/Swamp》
1《森/Forest》

一応後半はマナをほとんど使わないので自分で喰らっても6~7点くらいだろうとは思っている(楽観)

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そんなかんじです。つづく

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